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開発実績

お客様の声【アドバンテッジリスクマネジメント様】

サービス刷新後の年間障害件数がゼロに!コストメリットの高さと柔軟かつ迅速な対応に満足しています

組織改善サービス「アドバンテッジ タフネス」を主力サービスに、約480万人の従業員データを抱えるアドバンテッジリスクマネジメント様。

2021年に同サービスを刷新しましたが、当初は顧客の移行が難航している状況でした。しかし、大宇宙ジャパン株式会社(以下、大宇宙ジャパン)ともに改善を重ね、2024年度は11月1日時点(取材時)で障害件数ゼロを継続しており、安定稼働を実現しています。
本記事では、同社でサービス刷新プロジェクトに携わった中村様、松尾様に、プロジェクト開始前の課題や大宇宙ジャパンをパートナーとして選定した決め手、プロジェクト実施後の効果などをお伺いしました。

株式会社アドバンテッジリスクマネジメント
事業内容:メンタリティマネジメント事業、就業障がい者支援事業、リスクファイナンシング事業

【インタビューにご協力いただいた方】
DX本部 DX開発部 ゼネラルマネージャー 中村様
DX本部 DX開発部 開発1課 マネージャー 松尾様

新サービスへの顧客の移行で困難を抱えていたが、現在では年間の障害件数がゼロに

まずは大宇宙ジャパンが関わっているサービスの状況について教えてください。

中村様: 当社で最も多くの顧客を抱えているメインのサービスとして、ストレスチェックやエンゲージメントのサーベイシステム「アドバンテッジ タフネス」 があります。2021年にこのサービスを全面的に刷新・リリースするにあたり、2018年から取引があった大宇宙ジャパンに全面的に関わっていただくことになりました。2021年当時は、 千数百社にのぼる顧客を旧サービスから新サービスへと移行するまでにかなり時間がかかっている状況でした。
ですが、2024年度は11月1日時点(取材時)で障害は1件も発生しておらず 、安定した稼働を実現しています。負荷が集中する繁忙期も、障害を発生させることなく乗り切ることができました。
サービスを刷新していた2021年頃はちょうど当社のプロジェクトメンバーが入れ替わった時期で、プロジェクトの初期から携わっているメンバーが少なかったことも、サービスの刷新に苦戦した要因の1つだったと思います。
そのような状況で大宇宙ジャパンにはプロジェクトに入っていただき、あらゆる面で大変お世話になりました。現在はある程度社員が定着してきたので、自社でできる部分は自社で対応できるよう体制整備を進めています。

当プロジェクトにおける中村様、松尾様の役割についても教えてください。

松尾様: 私はアドバンテッジ タフネス のPM(プロダクト・マネージャー)的な役割を担っています。新機能の企画、開発・改善要望の要件調整から優先度付け、担当の割り振り、サービス利用者からの問い合わせ対応全般などを行っています。

中村様: 私はこのプロダクトも含めた各プロジェクトの予算の管理や承認などの業務を担当しています。

納得感のある見積費用 と誠実な対応がパートナー選定の大きな軸

サービスの刷新前にはどのような課題がありましたか?

松尾様: 単純にサービスのリリースから時間が経っていたということも ありますし、開発経験者が少ないマイナーな言語で構築されていたことから、問題の調査に時間がかかること、そしてそもそも経験者でないと作業ができないということが課題にありました。当時は本番リリースの工程がかなり複雑で、社員が多くの手間をかけなければならない状態でした。
他のサービスと連携する必要もあった中で、大宇宙ジャパン側からの提案をもとに協議の結果、経験者が多く、他サービスとも連携がしやすい別の言語でサービスを刷新することになりました。

プロジェクトのパートナーを選定する際に重視している軸などはありますか?

中村様: QCD(品質・費用・納期)をそれぞれ重視しています。
品質に関しては、事前にサンプルを見せてもらい、どのように作られているか、どのように管理しているかといった点を確認します。
コストに関しては、単純に安価かどうかという点も考慮しますが、きちんとした根拠に基づいた価格提示を重要視しています。例えば、 工程の上流と下流でそれぞれに見合った単価設定なのかを確認します。大宇宙ジャパンはコストパフォーマンスが高いことはもちろん、設計書の枚数やテストケースの数などを踏まえて細かく見積りを提示してくれるので、見積り段階である程度全体像を把握できます。そうすると上申もしやすく、大変助かっています。
デリバリー(納期)に関しては、開発責任者が誠実な人柄かどうかをよく見るようにしています。大宇宙ジャパンの場合、例えば障害が起こったときでも、解決まで迅速かつ的確に対応してくれるため安心です。

コミュニケーションを密にとることができ、要件の変更や改修にも柔軟性に対応してもらえる

プロジェクト開始後、改善した点や良かった点についてお聞きします。大宇宙ジャパンはオフショアの開発支援会社ですが、例えばコミュニケーションの面は問題なかったのでしょうか?

中村様: 大宇宙ジャパンには、日本語でのコミュニケーションが得意な担当者が複数名おり、こちらの要望や意見を理解したうえで円滑にコミュニケーションがとれている印象です。その点が、今年度障害件数ゼロを達成している大きな要因だと思います。私は予算管理を行う立場上、上申することが多いのですが、こちらの要望をしっかり理解して上長にそのまま提示できるような情報提供の仕方に改善していただいており、その点でも助かっています。
オフショア開発の場合、コスト削減だけを重視するとコミュニケーション面で問題が生じやすいですが、大宇宙ジャパンは価格面とコミュニケーション面のバランスが非常に優れていると思います。

松尾様: 開発の立場から言うと、レスポンスが早いことも助かります。何か困ったことがあって劉さんに連絡すると、遅くとも半日以内に回答をいただけます。

コミュニケーション以外で良かった点や効果を感じている点はありますか?

中村様: プロジェクトの観点から言えば、柔軟性が高いことは素晴らしいと思います。例えば発注後に要件変更や改修などをお願いすることがあっても、その都度見積りを作り直すなど、柔軟に対応していただいています。また、2,3か月に1度の頻度でサービスアップデートをリリースしていますが、そちらも柔軟に対応していただけています。
社員とともに企画会議に参加していただけることも良かった点です。そこで大宇宙ジャパンには技術者目線から意見や提案をいただけるので助かっています。実質的にはプロジェクトの技術パートナーとして関わっていただいているような形ですね。システムがかなり複雑で社内でも理解しきれていないところがあるのですが、大宇宙ジャパンは仕様も深く理解されているので的確なアドバイスをいただいています。

最後に、同様のプロジェクトを検討している方に向けておすすめしたいポイントがあればお願いします。

松尾様: 先ほど申し上げたように、オフショア開発でありながらしっかりとコミュニケーションをとれる体制を構築できること、コストパフォーマンスが高いこと、そしてレスポンスが早く柔軟に対応していただけることがおすすめのポイントです 。

本日はインタビューのために、貴重なお時間をいただきまして、誠にありがとうございました。引き続き、よろしくお願いいたします。