社員座談会
成長・やりがいを感じたプロジェクト、働くうえで大切にしている価値観は?
大宇宙ジャパンの各部門で活躍する社員による座談会を実施。
各メンバーの業務内容やプロジェクトにおけるプロジェクトマネージャー(以下、PM)との関わり方、成長・やりがいを感じたプロジェクト、そして働くうえで大切にしている価値観について、また、なぜ数ある開発会社の中から大宇宙ジャパンへの転職を選んだのか、そして大宇宙ジャパンはどのような人材を求めているのか話を聞いた。

今回の座談会メンバー
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水城 有司ミズキ ユウジ営業部 部長
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李 旭沢リ キョクタク技術本部 アカウントマネージ2部 部長
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裵 光鉉ベ ガンヒョン技術本部 アカウントマネージ4部 プロジェクトリーダー
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王 欣嶼オウ キンショ技術本部 アカウントマネージ4部
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福江 邦子フクエ クニコ技術本部 技術管理グループ リーダー
オフショア開発の強みを生かし、国内の大手企業とともに大規模プロジェクトを推進
まずは所属部門と業務内容・役割について教えてください。
李 旭沢(以下、李):
アカウントマネージ2部の李です。部門の業務としては、産業・流通、製造関係のお客様を中心に、大手SIer様とともに要件定義、設計・開発、維持保守、及びプロジェクト推進業務を行っています。
基本的に上流工程は日本国内(大宇宙ジャパン)、開発工程はオフショア(大宇宙天津)が担当しており、両者が連携して上流から開発まで一気通貫でサービスを提供している点が特徴です。一部、エンドユーザー様から直接請け負う形での開発業務も担当しています。
私自身は部門の責任者として、部門マネジメント、アカウント運営・営業支援、また必要に応じて案件フォローに従事しています。
当部門も含めたアカウントマネージ1~3部はオフショアの事業をメインに行っており、大規模な案件を扱うことが多いです。


裵 光鉉(以下、裵):
アカウントマネージ4部の裵(べ)です。プロジェクト管理やシステム開発、顧客対応などを担当しています。その中でもお客様側の要望をヒアリングし、要件定義をする仕事が多いです。具体的には、お客様が作ってほしいシステムの要件を伺ってオフショア側に説明したり、逆にオフショア側で対応可能な要件を踏まえてお客様側により良い提案を行ったりします。お客様が作ってほしいシステムとオフショアで作るシステムのギャップを埋めるのが私の役割ということです。
役職としては、5人ほどの小さなチームではプロジェクトリーダー(以下、PL)、20人以上のチームではPMとして関わります。プロジェクトメンバー数が多い案件ではPMとしてマネジメントに徹することがある一方で、メンバーが少人数の案件は、PLとしてチームをまとめがら、要件定義からテストまで行うこともありますので、マルチプレイヤー的な立ち位置だと思います。
王 欣嶼(以下、王):
アカウントマネージ4部の王です。現在はSEとして働いており、ストレスチェックに関するシステムの開発・保守業務に携わっています。
具体的な業務内容は、お客様のご要望のもとに開発チームと直接コミュニケーションを取り、お客様のニーズを応えるような新規機能の導入や定着化をご支援する業務と、お客様先に常駐し、システムを運用する中でお客様からの問い合わせに対応する業務の2つがメインです。


福江 邦子(以下、福江)
技術本部 技術管理グループ リーダーの福江です。
技術管理グループは技術本部の管理全般を担当する部門で、営業事務や受発注業務全般、売上・コスト管理業務などに従事しています。
例えばエンジニアが携わる案件の請求処理や、外注するビジネスパートナーへの発注処理などを行っています。
水城 有司(以下、水城)
営業部 部長の水城と申します。営業部では、大宇宙ジャパングループ全体のオフショア開発事業に関わる営業全般を担当しています。
主な取引先は、大手システムインテグレーター、小売(EC)業、Webサービス業、製造業など、日本国内の大手企業が中心です。売上の9割を占める既存顧客が営業先の主体ですが、新規開拓も兼務しています。
現在、アカウント営業部には12名が在籍しており、私は当部の管理責任者として、部門管理と大手SIer様向け営業活動に従事しています。

PMや開発メンバーがプロジェクトの成功に専念できる環境がある
水城さんにお聞きしますが、営業部門はPMやアカウントマネージ部門とどのような業務で関わりがあるのでしょうか?

水城:
見積金額の交渉など、お金に関連する業務を営業が担うことでPMの業務負荷が軽減されていることは嬉しいですね。PMをはじめとした開発メンバーはプロジェクトを成功させることに専念してもらえているのであれば良かったです。
特にPMは開発の要件定義や基本設計工程などの上流工程は日本側が中心となって行っているので、マネジメントだけに専念するのではなく、お客様からのヒアリングを通じてニーズを引き出し、要件を固めていくという重要な役割も担っていて業務の幅は広いですから。
PMから見たときに、営業のサポートが重要になるのはどのような場面ですか?
李: アカウントマネージ部門の立場からは、アポの調整やヒアリングなど、お客様とのプロジェクトとは直接関連しない部分でのコミュニケーションを営業部門が行うため、PMやエンジニアがプロジェクトそのものに専念できる価値は高いです。お客様と金額面の交渉が苦手なエンジニアもいますので、そこを営業部門が担ってくれることも大変助かっています。


水城: 見積金額の交渉など、お金に関連する業務を営業が担うことでPMの業務負荷が軽減されていることは嬉しいですね。PMをはじめとした開発メンバーはプロジェクトを成功させることに専念してもらえているのであれば良かったです。特にPMは開発の要件定義や基本設計工程などの上流工程は日本側が中心となって行っているので、マネジメントだけに専念するのではなく、お客様からのヒアリングを通じてニーズを引き出し、要件を固めていくという重要な役割も担っていて業務の幅は広いですから。
福江さんはPMとのどのような業務で関わることが多いのでしょうか?

福江: 一番多いのはコスト管理の部分です。PMからプロジェクトに関する正しい情報をヒアリングしないと適正なプロジェクトの原価を算出できないので、特に月末や月初はコスト管理について各アカウントマネージ部のPMと密にコミュニケーションをとっています。PMだけでコスト管理をするのは負担が重いと思うので、技術管理グループとしてしっかりとサポートしています。
大規模プロジェクトを動かす力が身につき、新たなことにチャレンジできる
皆さんが大宇宙ジャパンで働く中で成長できた、やりがいを感じたエピソードや成功体験などがあれば教えてください。

李:
一番成長ややりがいを感じたのは、PMとして社会インフラになるようなプロジェクトの開発・マネジメントに携わったときです。
パートナーやお客様も含めると200~300名規模の大型プロジェクトで、要件に適したメンバーを数多く選定・アサインする必要がありました。プロジェクトを開始してすぐにコロナ禍になり、対面でのコミュニケーションが大きく制限されてしまいました。そのため、オンラインで人をマネジメントするのが非常に大変だった記憶があります。
しかし、対面でのコミュニケーションが取れない中でもメンバーやお客様と密にコミュニケーションを取り、課題に合わせて適切なチームビルディングができるよう工夫を重ねていきました。お客様とも積極的にコミュニケーションをとることで少しずつ信頼関係を構築できました。結果的にプロジェクトはスムーズに進行でき、無事にスケジュール通りリリースすることができました。
また、社会インフラになる規模のシステムでしたので、私自身も当社が作ったシステムを日常生活の中で利用すること機会が多いです。実際に触れてみることで、社会で使われている実感も高まり、とてもやりがいを感じました。
裵:
当部門で参画しているプロジェクトに自動車製造業界のお客様がいます。自動車の場合、ハードウェアということもあり、一度製品を作ると基本的には修正・変更ができません。でも、私たちが作っているものはソフトウェアなので、リリースした後に何度も修正や変更ができます。このように、非常に自由度の高いものを作れることや、クライアントの課題に合わせて柔軟に提案ができることに面白さを感じています。
また、最近まで携わっていたデータウェアハウスを構築するプロジェクトは私にとって未経験の分野でしたので、勉強を重ねながらシステム構築を進めていきました。すぐにうまくいかなくてもプロジェクトの成功に向けて試行錯誤を重ね、勉強と経験を積み上げることでプロジェクト管理を任されるまで成長できました。
いつもやっていることや自信がある仕事だけではなく、新しい仕事にチャレンジすることで自分の世界が広くなるのを経験できたことは非常に良かったです。日々、ポジティブな気持ちで仕事に取り組むことができています。

王:
入社してからは本社でシステム設計書の修正業務やテストを担当してきました。入社2年目に仕事の内容が大きく変わり、お客様先に常駐し、お客様からの問い合わせ対応や新規機能の支援を担当することになりました。新しいことに挑戦するのは必ず意味があると思い、いつも前向きに捉えています。
お問い合わせに関する調査では、いままで全く活用したことのないツールや技術を業務で扱うことになり、難しさもありました。しかし、徐々にお客様からのお問い合わせに対してうまく説明できるようになり、今までになかったスキルや知識が身についたので、大きな達成感がありました。


福江: 私は大宇宙ジャパンの前身である日本支社時代から働いています。最初は派遣社員で4、5年ほど働き、その後、大宇宙ジャパン設立に伴い正社員となりました。4、5人からのスタートだったので「なんでもやる」という姿勢で仕事に取り組み続けたことを評価していただけたと感じており、正社員になれたときはうれしかったですね。
水城: 質問への回答としては少しずれるかもしれませんが、大宇宙ジャパンに入社してから環境づくりを意識するようになりました。私は「仕事は楽しく」をモットーにしているので、国籍を問わず皆が楽しく業務に取り組めるような雰囲気づくりを大事にしています。

上流工程を経験でき、会社とともに自分も成長できる環境
皆様が転職先として大宇宙ジャパンを選んだ理由について教えてください。
裵:
私は前職でも開発関係の仕事をしていたので、経験を活かせる同じ開発系の会社を探していました。その中で大宇宙ジャパンを選んだ理由は、入社面接のときにオフショア事業に関しては日本一と聞き、自信をもって「一位」と誇れる会社に入りたいと思ったことが大きかったです。
また、前職では10年間同じ業務に従事していたこともあり、成長している実感があまりありませんでした。そこで、日本一の分野がある会社であれば、入社後に何の業務に従事するとしても成長できると考えました。


李:
私はもともと新卒で日系の企業に入りました。同期の中で中国人は私だけという状況でした。その会社は中国のオフショア開発を活用していたのですが、私が入社したことでオフショアの開発メンバーとのコミュニケーションが改善して成果につながり、そのことが評価されました。その経験から、より大規模に中国のオフショアを活用している大宇宙ジャパンであれば自分の長所をさらに発揮できると思い、転職を決めました。
また、エンジニアとして上流工程から関われる機会が多いこと、さらに当時の大宇宙ジャパンはオンサイト事業を拡大していたタイミングだったこともあり、会社とともに自分も成長できる環境であると感じました。自分自身がマネジメント寄りのキャリアを築きたいという目標もあり、大宇宙ジャパンならそれが叶えられると思ったことも転職の理由の1つです。
王:
私の場合、前職では詳細設計以降の下流工程を担当することがほとんどでした。今後の自身のキャリアを考えたとき、上流工程を経験する必要があると強く感じ、転職活動を始めました。
大宇宙ジャパンでは成長意欲の高いエンジニアが多く集まっていると聞き、さらに上流工程に関わる案件が多いことにも魅力を感じ、自分が成長しやすい環境が整っていると思い選びました。


水城: 前職は国内の独立系SIerだったこともあり、それまで培ったスキルと経験をオフショア開発のようなグローバルな職場で活かしたいと思っていました。私が大宇宙ジャパンに入社したのは2011年ですが、その数年前の2000年代後半、ソフトウェア業界では中国のオフショア開発が注目を集めていたと記憶しています。そのような中でBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)・コールセンター業務で国内最大手であり、グローバル展開しているトランスコスモス社が中国オフショア開発事業を展開していることを知り、興味を持ったことがきっかけです。
福江: 私はもともと、大宇宙ジャパンの前身である日本支社で派遣社員として働いていました。当時中国語の勉強をしていたので、中国系の会社で働きたいと思っていたことがきっかけですね。

相手の立場に立ったコミュニケーションとポジティブさ、責任感が大切
皆さんは大宇宙ジャパンで働くうえでどんなことを大切にしていますか?
働くうえで大切にしている価値観について教えてください。

水城:
私は「活きたコミュニケーション」を大事にしています。例えば、PMなら渉外活動や内部のマネジメントなど1人で完結しない仕事が多くを占めるので、必然的に多くのメンバーとコミュニケーションを密に取る必要があります。営業の立場としても、対面によるコミュニケーションは信頼関係を構築するうえで必要不可欠な要素だと考えています。
特に当社の場合、中国籍メンバーが8割近くを占めていることもあり、言語だけでなく、文化や習慣、思考の違いも踏まえるとテキストだけのコミュニケーションでは相互理解が難しいことも事実です。昨今は時代の変化もあり、テキスト主体のコミュニケーションが増えていますが、やはり相互理解や信頼関係構築のためには対面で直接コミュニケーションをとることが重要だと実感しています。単に自分の言いたいことを伝えるだけでなく、相手の意見を聞くという意味でのコミュニケーションも非常に大事ですね。
李:
私は働くうえで「チームワーク」と「責任感」、そして「相手の立場に立って考え、行動すること」を大事にしています。
その中でも特に重要だと思っているのが責任感です。私たちはお客様とオフショア、パートナー企業の間に立っている立場なので、各ステークホルダーの多様な利害を調整しながらプロジェクトを進める必要があります。難しい立場ではあるのですが、だからこそ責任感を持って仕事をやり抜くことが大事だと思います。約束や期限を守り、チームや組織の信頼度が向上することで良い結果につながると実感しています。
チームワークに関しては、チーム内で共通の目標を理解し、苦手な部分を補完し合い、効率的で質の高い結果を生み出すことを常に意識しています。PMとしては、プロジェクトにかかわるメンバーが働きやすい環境を整えることも大切です。
また、チームワークを高める過程で必然的に相手の立場に立って考え、行動することも意識しています。立場や意見が異なったとしても相手を尊重し、前向きに議論をしてより良い結論を導き出すことが大事なポイントです。

王:
私が働くうえで大切にしていることは、常に相手の視点に立って物事を考えることです。例えばお客様から機能に対する質問があった際、単にその質問に対して回答するのではなく、「どうしてこのような疑問を抱いているのだろう」ということまで考えて、背景や関連情報なども含めて回答するようにしています。
また、お客様の知識レベルに合わせてITの専門用語をなるべく使わないように気をつけるなど、わかりやすく説明することを心がけています。


福江: 仕事をしていると、さまざまな関係者との意見調整で苦労したり、プロジェクトを予定通り完遂させないといけないというプレッシャーを感じたり、今までやったことのないことにチャレンジしたりと大変なこともありますが、「大変だ、つらいな」とマイナスに考えるのではなく、「新しいことを学べるチャンスだ」というようにプラスに捉えることが大事だと思います。私自身、どんな仕事でも「楽しみ方」に目を向けるようなポジティブシンキングに努めています。
裵: 皆さんと重なると思いますが、私も責任感やコミュニケーションが大事だと思っています。私も約束を守ることや、他人の意見を尊重することを特に意識して仕事に取り組んでいます。そうすることで、一緒に仕事する仲間たちに「この人となら安心して仕事ができる」と思われるような人になりたいです。

自分の意見を持ちながらも柔軟性のある人、開発よりもチームマネジメントの力を磨きたい方におすすめ
大宇宙ジャパンの社員、特にPMとしてどのような方が向いているか、また今後どのような方と一緒に働きたいかについてお聞かせください。
李:
大宇宙ジャパンはプロジェクトの目標さえブレなければ、そこに至るまでの手段は各自で比較的自由に追求できる雰囲気があります。そのため、やるべきことやルールがきちんと決まっていないと動けないというタイプよりも、自分で調べたり周りと意見交換をしたりしながら正解を探していくことを楽しいと思える方が向いていると思います。
現在、大宇宙ジャパンは日本市場で独立したSIerポジションを築く過渡期にあり、さらに上流工程を強化するフェーズにいます。開発に特化してキャリアを築きたい方とはアンマッチになるかもしれません。それよりも上流工程、プロジェクトマネージャーへの興味関心やスキルを高めたい方におすすめだと思います。

王: プログラミングに特化した人材はオフショア先にたくさんいるので、プログラミングスキルを特に高めたいという意欲が強い人は、私も大宇宙ジャパンにはあまり適さないと思います。プログラミング自体は得意ではなくても、業務理解力があり、チーム全体でのコミュニケーションを通じてプロジェクトを進めていきたいという方が向いているのではないでしょうか。

福江: 大宇宙ジャパンで長く働いていて感じるのは、柔軟性のある人が活躍しているという印象があります。いろいろな国籍の方が働いていて、文化や習慣も違います。自分の意見を主張しながらも相手の意見に耳を傾けて、しっかりと意見調整できる能力が特に求められると思います。

水城: 大宇宙ジャパンの社員は中途採用がほとんどで、自分のキャリアをしっかりと積んできていることもあり、プライドをもって仕事をしている方が多いです。それゆえ、意見がぶつかることも多いので、しっかりとコミュニケーションをとれて柔軟に意見調整ができる人が向いていると思います。また、自分の主張を活かすことができる土壌があることも大宇宙ジャパンの特長なので、柔軟性と自分の意見のバランスを取れる方が最適ではないでしょうか。

裵: 答えが与えられていない課題に対して、皆で意見を出しながら正解を探していくことが多いと感じています。そのため、積極的に自分の意見を言える方、主体性をもって考えることができる方が向いていると思います。

皆さん、本日はお時間いただき、ありがとうございました。
大宇宙ジャパン株式会社では、システム開発プロジェクトマネージャー(PM)を募集しています。
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